お金が残る事業を作る「経営の四つ葉のクローバー」について
ここでは「お金が残る事業」を作るために必要な「経営の四つ葉のクローバー」についてお伝えします。
経営の四つ葉のクローバー、具体的には以下の4つです。
<マーケティングは重要だけどお金は残らない>
まず、マーケティング・セールスの重要性はいまさら伝える必要もないでしょう。
あなたも事業をやっているなら、マーケティングやセールスの講座に通ったり教材を買ったりして取り組んできたはずです。もしそうじゃなければ、「マーケティングとセールスをやりましょう、以上!」というくらいに議論の余地はありません。
マーケやりましょう。マーケをしっかりやれば売上は伸びます。
ただし、、、
マーケをやっても「お金が残る」かどうかは別の話です。
売上を上げたければマーケティングをやれ、ただしマーケティングだけいくらやってもお金が残るとは限らない。
これがビジネスの真実です。よく使われる例ですが、穴が開いたバケツにいくら水をたくさん入れてもどんどん出ていって水が貯まることはありません。
ビジネスもまさにその通りで、マーケティングをしっかりやれば入ってくる水の量(売上)はどんどん増えますが、入れるバケツ(事業)に穴が開いていたら結局お金は残りません。
「ここに気付かずにマーケティングばかりやってるからダメなんだ」
あるコンサルタントの言葉です。
お客さんもそれなりにいるし、売上だってそれなりにあるのに、毎日こんなに仕事が忙しいのに、ふと気付いたら、確認してみたら、
「思ったようにお金が残っていない…」
こんな一人型経営者の悩みを数多く聴いてきました。あなたは大丈夫でしょうか。
<売れたら忙しくなる、売れるのが怖い>
マーケティングをやればお客さんも売上も増えるのは事実。でも、いま既に忙しいのにさらにお客さんが増えたら?
マーケティングだけでは「強い事業」は作れない、強い事業を作るには「経営者としての総合力」が必要です。
ところで「強い事業」と聞いて頭に浮かぶのはどんなことでしょうか?
例えば・・・
・売上が増えること、大きくなること?
・お客さんが増えること?
・商品やサービスがどんどん売れていくこと?
・スタッフが増えて会社の規模が大きくなること?
確かにこんな要素もあるでしょうが、これでは「強い事業」というよりも「集客・マーケティングが得意」止まりです。「強い事業」というからにはもう少し他の要素もありそうです。
考えてみてほしいのですが、マーケティングさえ必死でやっていれば、マーケティングさえうまくいっていれば、事業全体がうまくいくでしょうか?
確かにマーケティングがうまくなれば売上もお客さんも増えていきますが、それだけでは長続きしません。
売上やお客さんが増えていくと、ほとんどの場合は業務量が増えていきます。やることがどんどん増えて、売れたら売れた分だけ忙しくなってしまう。そのうち無意識にこう思うようになります。
「これが売れたらまた忙しくなる、、、」
ためらいが生まれ、売る力にブレーキがかかる。
または、売ったはいいけど業務のオーバーフローを起こしてしまってクレームになってしまうかもしれません。その対応でまた業務量が増えてしまう、悪循環に陥ってしまう。あなたも経験済みですか?
既にあなたは昼も夜も、平日も週末も忙しいのに、その状態のままお客さんを増やすとどうなりますか?どうなってしまいそうですか?
これだけ言えば、マーケティングだけでは事業は良くならないということがわかりますよね。だからあなたは「業務効率化」も学んで身につける必要があります。
業務効率が上がれば、もっともっとマーケティングを活用して売ることが怖くなくなります。アクセルをベタ踏みできます。
<忙しいのにお金が増えない理由>
また、売上が増えてもお金が残らないケースもたくさん目にしてきました。売上が増えているのに、業務量も増えているのに、忙しいのに口座のお金は横ばいのまま、、、(または減っている、、、?)
そんな不思議なこと(だけど実は当然のこと)が起きるのもマーケティングばかり勉強しているからです。
入るお金が大きくなっても、出ていくお金も大きくなれば結局お金は残らない。それどころか、ヘタにお金が入ってくる分、
「自分は儲かっているんだ」なんて勘違いを起こしてしまってじゃんじゃん使う。
しかもマーケティングといっても「短期間で」効果を求める小手先のものが多いので長続きはしない。短期間で大きくなった売上は同じように短期間で減っていき、それでもマーケティングを諦めきれずに広告でなんとかしようとしてまた経費を使い、、、
気付いたときには身動きが取れなくなっている。
そんな悲劇を防ぐためにも僕たち経営者は「経理会計」も身につけておく必要があります。
あなたは損益計算書に書かれている「5つの利益」の意味や違いを理解しているでしょうか?貸借対照表との関係性を説明できるでしょうか?
この手の話に苦手意識を持つ方が多いのも事実です。あなたも上の質問ですでに「げんなり」しているかもしれません、挫けそうになっているかもしれません。
ただし、経理会計といっても税理士や会計士のような専門家になる必要はありません。財務諸表(P/L、B/S)の最低限の項目さえ読めれば十分です。だから、少しだけ頑張って知る努力をしてみてください。
繰り返しますが、この手の話に苦手意識を持っている方は多い。
「経理会計をやっても儲からないでしょ?」とか「細かいことはいいんだよ、売れているなら大丈夫だろう」こう思いたがる人もたくさんいます。
だからこそ、ちょっとした経理会計の知識を身につけておくだけで、「何も知らない」経営者と大きな違いを作ることができます。
<だから経営戦略なんだよ、○○>
マーケティングだけやっていてもダメ、
業務効率化だけでも足りない、
経理会計に詳しいだけでは
残すためのお金は増えない、
だから「強い事業」を作るためには、マーケティングも、業務効率化も、経理会計も「総合的に」身につけておく必要があります。
そして、それらをまとめ上げるために必要な土台が「経営戦略」です。
でも、、、
そもそもどうして「経営戦略」なんでしょうか?「経営戦略」って、具体的には何なんでしょうか?
「自分には経営戦略なんておおげさなものは必要ない、それより集客が大事だ、マーケティングを頑張らないと」
こう考えている方もたくさんいます。
経営戦略なんて言われても、なんだか掴み所がないような、わかりにくそうな、そしてちょっとおおげさそうな、、、
だから、後回しになる、だから、わかりやすいマーケティングに飛びつく。それが「普通」でしょう。
でも、そんな0か1かといった捉え方を変えてほしいので、投げかけを変えてみます。
「あなたの事業を良くするために、経営戦略って、学んだ方がいいと思いますか?学ばない方がいいと思いますか?」
この2択で訊かれたらどうですか?きっと、
「そりゃあ学んだ方がいいとは思うけど、、、」
と答えるんじゃないでしょうか。だとしたら、あなたもすでに経営戦略を学ぶ価値自体は感じているということですよね。
ここさえ確認できれば、「経営戦略とは何か?」とか、「具体的にはどんなことなのか?」という疑問すらもはや些末なことになります。
「ずっと幸せに暮らすために、”健康”って、大事だと思いますか?どうでもいいと思いますか?」
本質的にはこの投げかけと同じです。
「健康って、大切だよね」という認識さえ確認できれば、「健康って、、、何?」とか、「具体的には、、、どんなこと?」というのはそれから学べばいいですね。
そして、健康って幸せに暮らすために大切、、、ですよね?
経営戦略もそういうことなんです。
だったらあなたも、あなたの事業を良くしていくために、強い事業を作るために、長期的にお金が残り続ける事業を作るために、「経営戦略を学ぶという選択」をしてみるといいですね。
以上、あなたに少しでも「経営戦略」の重要性、そして、「マーケティングだけやっててもダメなんだ」ということが伝わると嬉しく思います。
経営戦略を学んだ方が良さそうだ、そう感じたらぜひエスコートアルケミーで一緒に学んでいきましょう。
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